痛みを治す、止める


痛みを治す、止める

 

口内炎の治し方、

その進行を止めるための方法について

ご紹介します。

 

 

 

 

簡単に口内炎の原因について考えてみましょう。

口の中(口腔内)には非常に多くの細菌が存在しています。
これは健康な人であってもです。
数千億の細菌がいると言われています。

口内炎は、多くの場合この口の中に存在する細菌によって発生します。

口の中に傷ができたり、弱ったりするとこれらの細菌が入り込み、口内炎になります。

baikin_genki

つまり、

口の中にいる細菌を減らす、繁殖を抑えて増やさないようにする

その結果、それ以上口内炎は進行(悪化)せずに回復に向かいます(下図)。

これが一番理にかなった口内炎の治し方、治療方法になります。

痛みを治す、止める

そのためには、口の中を消毒し殺菌することがその方法になります。

口内炎の特効薬は存在しません。しかし、多くの場合、消毒し、殺菌することで
治すことができると思います。

 

ではどうやるのか。

口内炎の進行を止め、治していく方法はいくつかあります。わたしがここで紹介
するのは効果が高いという報告が多いものを中心にしています。

 

洗口液でのうがい

virus_ugai

これはわたしが身を持って実証できている方法です。
且つ一番簡単で、繰り返しできる方法なのでおすすめしています。

洗口液というのは、デンタルリンス、マウスウォッシュや口内洗浄剤とも呼ばれ
ています。

洗口液を使い、念入りに口の中、患部に行きわたるように10-30秒ゆっくり
と時間
をかけてうがいします

朝起きた後、ご飯を食べた後、帰宅後、寝る直前のタイミングでうがいをすると
良いと思います。

わたしは、起きた後と食後は特に気を付けて水でうがい、時にはマウスウォッシュ
でうがいをするようにしています。(これは予防の話です。)

風邪の時のように喉でうがいするのではなく、口の中でぶくぶくとやります。

口の中に傷があるときは、殺菌成分が傷にダメージを与え、修復を遅らせることに
繋がってしまうので、洗口液でうがいした後に水で洗い流すと良いです。

デンタルリンスはマウスウォッシュの説明書に、うがいの後に水でゆすがなくて
良いですと記載がありますが、使っている目的が違うのでここは、口内炎のため
には水で流してあげましょう。

 

洗口液は何種類か販売されています。普通に薬局やスーパーで購入できるものです。

わたしは状態に応じて2種類のマウスウォッシュを使い分けています。

殺菌効果が高そうでパンチがあるもの(リステリン等)と、さわやか系でパンチが
よわそうなもの(クリアクリーン、ガム等)の2つです。

なんでかと言いますと、リステリンは効果があると思うのですが、殺菌消毒の効果
が高いのか、パンチがありすぎて口に入れるのがつらいですよね。
30秒と説明に書いてあるけど、そんな時間無理だし、、っていつも思ってます。

酸が強そうなので、リステリン様を投入しなくても大丈夫かな?という時には、
さわやか系マウスウォッシュを使うようにしています。リステリン様の強さにより
逆にわたしの口の中が弱ってしまわないか、というリスクを感じているためです。

listerin

<いつリステリンを使っているのか>

口内炎が出来そうなとき、出来かけの口内炎があるときは迷わずリステリンを使い
速攻治癒させに行きます

口内炎が出来そうなときというのは、自分の経験上、スナック菓子やジャンクフード
を食べた後に出来やすい体質だったので、それを食べた後には、リステリンで
びしっと消毒しています。

リステリンにはいくつか種類がありますが、大きく効果は違わないと思ってます。
別途記事にまとめようと思います。

isojin

ここまで読まれていて、あれ、イソジンは違うの?
と思われた方がいるかもしれません。
イソジンも、洗口液と同じように殺菌消毒の効果があり、口内炎のときのうがいに
使うと効果的という報告があります。

わたしがあえて洗口液だけ最初に書いた理由は、結構個人的な理由です。。。

「一番簡単で、繰り返しできる方法なのでおすすめしています」と上で書きましたが、
イソジンって薄めるという作業があったり、液体がはねちゃって洗面所のガラスや壁
に付着すると掃除が面倒ですよね。コップに色素沈着しそうだったり。。

あとは、リステリンと比べても酸が強いと思われるので、頻繁に使うと逆に口の中を
弱らせる危険性があるかなと心配しているからです。

 

>>> 口内炎を治す薬

 

ここまでで、洗口液やイソジンについて書きました。
もし、どうしても殺菌効果のあるデンタルリンスやマウスウォッシュが手に入らない
場合は、ミネラルウォーター等の水でも効果的です。1時間か数時間おきに水でうがい
をするようにしてください。それだけでも違うと思います。食べた後は必須です。

 

その他の治し方

牛乳と酢の混合ドリンク

この方法はわたしが試した方法ではないのですが、あるサイトで非常に効果が高く
多くの人が治りましたと報告があったため、ここに記載しています。
書かれ方なども専門的な知見に見えたため、信頼できると考えています。

料理(というほどではないですが)的な面倒さがあり、わたしはまだ試せていない
ですが、体への負担は一番少ないので、この方法はいつか試したいですし、みなさま
からの報告があれば是非頂きたいです。参考にしたいと思います。

 

その方法は以下の通りです。

■ 無調整牛乳 または ヨーグルト を 180cc

これに

■ 酢(穀物酢・米酢・果実酢)をペットボトルキャップ1杯半弱

を加えます。

■ 電子レンジ20-30秒で温めます

これは、冷たいものが口内炎に良くないため、という理由からです。

■ 飲みます。(ドロドロしたヨーグルト的なものになるらしいです。)

1日に2回から3回作って飲むと効果がすぐにでるとのこと。

量を少なくする場合は、それぞれ分量を半分にしても大丈夫のようです。

 

ポイントは体や口をできるだけアルカリ性に、です。

実際に作ってみました。

牛乳180cc

 

家にある普通の(成分無調整)牛乳を180cc用意しました。

小さめのコップ1杯分ですね。
酢(牛乳酢混合ドリンク用)

 

これまた家にあった普通の酢(料理で使う純米酢がありました)を用意しました。

ペットボトルのキャップを使って、1.5杯を牛乳に投入します。
牛乳と酢の混合ドリンク
かきまぜました。見た目は変わりないです。(写真がややぼけてますが。。)

冷たいミルクが好きですが、一応レンジで20秒温めました。
これを一気に飲み干しました。実際には一気出来なかったので何回かに分けて。

見た目以上に中は分離していて、ちょっとドロっとしています。

味は、ヨーグルトに非常に近いです。甘味はないので、プレーンヨーグルトに近い。

なかなか量が多いので、2回目以降は半分にしました。回数は変えずに。

>>> 詳細はこちらにもまとめました。

レーザー治療

家庭ではやれないですが、早く治す方法としてレーザー治療があります。

口腔外科、歯科医によって、レーザーの機械装置を置いてある病院が限られるようなので
事前に調べてから電話で相談し、通院されるのが良いでしょう。

 

さて、レーザー治療、聞くだけで怖いですよね^^;

口内炎のためのレーザー治療の費用は、それほど高くないようです。

ネットでの報告を見るに、500円―3000円くらいに収まるような範囲なので、高額
というわけではなさそうです。

 

次に、一番気になるレーザー治療って痛いのかどうか、ですね。

痛み皆無、というレベルではなさそうですが、痛くない、というご意見が多いようです。

それは口内炎のひどさ、によるのでしょうか。大きい口内炎にレーザー治療した場合は
痛かったが、小さい口内炎へのレーザー治療は痛くなかった、というケースもあるようです。

あまり神経質にならずに、口内炎の極度のピーク時の痛みと比べたらましだよ、という
気持ちで行けばよいのではないでしょうか。

 

—> 口内炎レーザー治療の費用、痛みと効果、舌の口内炎でもレーザー可能か <—

 

ちなみに、治療後の痛みはなく、治癒が早いのも特長みたいなので、少し耐えればすぐに
よくなる、という意味では選択肢として十分ありではないかと思います。

 

>>> 口内炎の治し方 簡易 即効性で治りが早い 自分ですぐ出来る 早分かりまとめ

 

補足

口内炎用の塗り薬、パッチは治すためよりは痛みをやわらげる効果があるため、ここには
記載せずに、「痛みをやわらげる」ための方法として紹介しています。

ビタミン不足で口内炎が発生した場合は、ビタミンを取得することで治るケースもあるか
もしれません。
しかしながら、わたしはビタミン摂取については「予防する・体質を改善する」ための
方法として効果があると思っており、そちらで紹介しています。
クエン酸も同様です。

 

なお、今回このページで書いた治療方法は、一番多くの人が悩んでいるであろう
アフタ性口内炎への対処法を想定しています。

納豆口内炎、ヘルペス性口内炎(ウィルス性口内炎)、口角炎、細菌性や赤く腫れてただ
れているようなケースについては効果は該当しないと思います。

これらはアフタ性に比べて情報が少なく、家庭で治していくにはリスクがあると
思いますので、病院で診察して頂くことが必要と思います。

アフタ性口内炎であっても症状や原因に個人差はあるので、絶対的な方法はございません。
なかなか治らない場合(例えば2週間を超えるような場合)は、病院で診察して頂くのが
良いと思います。同様に小さい子供も、小児科で診察して頂くのが安心だと思います。

 

>>> 口内炎を治す薬