口内炎の治し方について、2009年02月25日にNHKの情報番組「NHK ためしてガッテン」で
「口内炎スピード完治!」が放送されました。
そこでの内容を紹介したいと思います。
NHKのWebサイトに内容がまとまっているのでそちらを見ていただいても良いのですが、
昔わたしが気に入っていたガッテン流お好み焼きの作り方のページが古くなりNHKのサイトから
消えてしまった事件がありました。
その時有志の方が別のサイトに記事をまとめてくれていたので、無事レシピにたどり着くこと
が出来ました。
わたしも要点を絞ってまとめたいと思います。
ためしてガッテンの素敵なところは、ちゃんとモニターの人、被験者を用意して実験してくれる
ので非常に説得力や安心感があるところですよね。
10代から80代の男女を対象に口内炎についてアンケート
を取ったところ、当然?ながらほとんど全員が口内炎
経験ありと回答しました。
さらに、その中で塗り薬や飲み薬を使うか、またその
効果はどうかというアンケートに対して、
「効き目あり」「まあまあ効く」と答えたのは半数以下
だったそうです。
塗り薬が効かない!? → 治し方が違うのであります
というのがこの放送の肝だったわけですが、まさに
わたしのサイトでもまとめている内容とかなり近いです。
>>> 口内炎の治し方(治療法)
別の放送で皮膚の傷の治し方について特集を組んだ際、
ちょっとした皮膚の傷を治すには
水洗い、消毒しない、ぐちゅぐちゅでもOK、という感じで
基本的に自然治癒に任せるのが一番という対策でした。
口内炎も特効薬はありませんので、基本的には自然治癒で
良いのだとわたしも思います。
口内炎において1つ違う点は、口の中の特殊性です。
皮膚と何が違うのでしょうか。
それは、口の中に生息?している細菌が数十億匹
いることにほかなりません。
常在菌と呼ばれる細菌だそうです。
そのため、その細菌が入り込んだ傷が炎症を起こし
口内炎へと発展していくのです。
ただ、それを守ってくれるのが唾液の役割なのですが、
唾液が減るどと守れずに口内炎になってしまうのです。
ストレスやカラオケをすることで唾液が減り、細菌が
繁殖していく実験をしています。
カラオケ6時間歌うと舌の表面が白くなるほどに細菌が
繁殖してしまいました。
これは意外な実験結果ですよね。
カラオケ行ったら少なくともうがいは必須だなと思い
ました。
一般的な塗り薬であるステロイド剤がなぜ「効かない」
のか、という検証を行っていました。
検証結果はわたしのサイトでまとめているものと同様
でしたね。
>>> 口内炎の痛みをやわらげる
口の中の殺菌こそが口内炎におすすめの治療であるという
ことで、なにを使ってうがい、殺菌するのが良いのか実験
しました。
食塩水、洗口液(マウスウォッシュ)3種類、うがい薬
を使っての細菌数の調査です。
念入りに20秒のうがいを3回です。
結果としては、
殺菌成分の入った洗口液3種とうがい薬は10分の1まで細菌
を減らすことが出来ました。
且つそれが3時間持続しました。
3時間しか持続しないのか?という気もしますけど。
洗口液よりもうがい薬のほうが若干効果が強かった結果
になっています。口に入れた時の衝撃度を想像すると、
その結果は納得、推測できますよね^^
うがい薬、洗口液は予防にも有効という報告になっています。
このあたりも同じ見解ではありますが、わたしの記載も参考
にしてみてください。
>>> 口内炎の予防・体質改善
わたしにとっても新しかったのはビタミン剤についてです。
口内炎の飲み薬はビタミンB2が多いようなのですが、専門家
によると、ビタミンB2不足で口内炎になる割合は全体の
10-20%程度だろうということです。
つまり、それ以外の80-90%の口内炎の人にはビタミン摂取は
効果が無いということなんですね。
もちろんビタミンB2不足で発症した人には効果があります。
最後に怖い話なのですが、それは癌の話です。
実は口内炎と癌は無縁ではないのです。
口内炎だと思っていたら、実は癌だった、がんの発見が遅れたという
ケースがあると医師は言っています。口腔癌の事です。
口腔がんと関係する、癌に発展する口内炎の症状は2つあるそうです。
■ 白板症(はくばんしょう)
口の中の粘膜が厚くなり、白く見える病変です。
■ 紅板症(こうばんしょう)
口の中の粘膜が薄くなり、赤く見える病変です。
これだけだと正直家庭で判断するのは難しいですよね。
医師も話していますが、口内炎が2週間以上治らない場合は、なんらか
異常がある場合もあるので、医師に相談するのが良いそうです。
以上です!
NHK ためしてガッテン 2009年02月25日放送
口内炎スピード完治! 公式サイトはこちら