蜂蜜(ハチミツ)が口内炎に有効である、という話は結構有名で、定番の方法にしている人も多いです。
もちろんハチミツは食べ物なので、口内炎に良い効能があると聞いてはいてもその原理を知らない人は多いのではないでしょうか。
ということで、なぜハチミツは口内炎に有効なのか、ということのメカニズムを紐解いてみました。
口内炎を治すには? (復習)
口内炎を治すには、その原因菌となる細菌を口の中での大量の繁殖おさえることです。
口の中には常在菌と言って、良い菌も悪い菌も常に細菌が大量にいるので、消すことは出来ませんし、細菌を消すことは口内炎以外に影響してしまうので、危険です。
なので、増えすぎた細菌を定期的に消毒して綺麗にする、大量繁殖しないようにする、というのが口内炎の治療法の基本です。
ビタミン不足、胃や口の粘膜が弱っている、高いストレス・疲労など別の要因がある場合は、最近の話だけでは片付きません。
ハチミツの効能は?口内炎に効果ある?
蜂蜜には殺菌効果があります。
正確には、皮膚の下に染みこんでいく浸透力があるため、細菌がハチミツに溺れるイメージで、死んでしまいます。更に酸性による殺菌作用もあるようです。
さらに、油脂作用(油膜効果?)により、患部を蓋をすることができるため、細菌の侵入を防ぐことも口内炎の治りを早くする効果があると思われます。
この原理(ハチミツの殺菌・抗炎症効果)を利用して、ハチミツを火傷や切り傷の薬としても使っているみたいですね。
ちなみに、これって、馬油を口内炎に使うのと、とても似た原理だなぁと思いました。
—> 口内炎が馬油で治るって本当?効能・成分から分析 <—
ハチミツを食べ物としてみた時に、ハチミツ自体にビタミンBが含まれているのも口内炎と相性の良さを感じますね。
蜂蜜を口内炎治療に使うことのマイナス面は?
主観入ってますが、
- 常時ハチミツを家においておけない。古くなると固くなり、口内炎に使いにくくなる。塗りにくくなる。
- 口の奥などの、塗りにくい場所に口内炎が出来ると、結局うがいするだけで効果が得られる洗口液のほうが使い勝手が良い。
蜂蜜の口内炎への塗り方 激痛を回避
蜂蜜が口内炎によく効く、効きそうなことはわかってきました。
しかし、調べると必ず出てくる意見が、塗ると激痛、ということです。
考えられる回避策は、
- 水で薄めてうがいする
- 痛みは減りますが、効果も減りますね。これなら洗口液・うがい薬のほうが良いかも。虫歯になりそうだし・・・。
- 我慢して直接塗る
- 最初は痛いですが、徐々に鎮静化するので、耐えられないことはない・・・、という考え。
- 馬油を使ってみる
- 原理は近いので、別のものを使ってみるということですね。
あたりかなと思います。
お試しください。
—> 口内炎が馬油で治るって本当?効能・成分から分析 <—
“口内炎をはちみつで治す塗り方 激痛を鎮静化 殺菌・ビタミンB効果” への1件のフィードバック