口内炎の痛みを和らげる効果がある薬で市販されているものを中心に
紹介します。
痛みを和らげることと、口内炎を治すことの違いについてはとても
大事な点ですので、もしご存じなくこのページだけを見られた方は
先にご理解いただいた方が、適切な薬を使えることになると思います。
さて、痛みをやわらげるためには、
炎症を抑える必要があります。
言い換えると
抗炎症作用により患部の炎症を抑え、
痛みを抑制します。
ケナログやアフタゾロンがこれに該当します。
これはステロイド剤の塗り薬、軟膏が多くあります。また、スプレー
タイプや患部に張り付けるパッチ、飲み薬でもあります。
塗り薬やスプレーの中には、
炎症を抑え痛みを和らげることを目的としておらず、
殺菌成分を含んでいるものもありますので、
違いを理解したうえで
必要な薬品を選んでください。
口内炎用の塗り薬(軟膏)
代表的な塗り薬。
- ケナログ(ブリストル・マイヤーズ)
- デキサルチン(日本化薬)
- アフタゾロン(昭和薬品化工)
- サトウ口内軟膏(sato(サトウ製薬))
- 大正口内軟膏(大正製薬)
- ワムレート軟膏(三宝製薬)
- 新デスパコーワ(デスパコーワ)
- メディケア® デンタルクリーム(森下仁丹)
この中にも、炎症を抑える成分に加えて、殺菌を行う成分を
含むものがあります。
薬の商品説明書に記載があるので、注意深くみれば炎症をおさえて
痛みを抑えるのか、殺菌するのかが成分ごとに記載されています。
塗り薬による殺菌効果とリステリン等の洗口液による殺菌効果の
違いは残念ながらわたしはわかりません。
個人的な見解としては、洗口液の場合は、患部だけでなく全体的に
殺菌効果が行きわたり、患部以外の殺菌効果も期待できるので、
口内炎を早く治したいときは引き続き洗口液を使いますが、合わせ技
も有効と考えています。
塗り方
塗り薬・軟膏を口に塗るときのポイントですが、すぐに舌の動きや
唾液の流れで取れちゃうので、先にティッシュペーパーで患部の表面
の水分を取ってしまいますと、そのあと薬がよく付着してくれます。
口内炎 塗り薬の市販品の商品詳細はこちらから。
口内炎用のパッチ(患部に直接貼り付けるタイプ)
代表的なパッチ。
- トラフルダイレクト 口内炎フィルム(第一三共ヘルスケア トラフル)
- アフタッチA (sato(サトウ製薬))
- 口内炎パッチ大正A(大正製薬)
これらは副腎皮質ホルモン(ステロイド成分)になり、炎症抑制の効果です。
(口内炎パッチ大正Aは非ステロイド)
また、患部を保護することで直接触れた時の痛みから守ってくれます。
個人的な経験では、舌に出来た大き目の口内炎に使えることが出来ずに
歯がゆい思いをしました。痛みを止めたい時ってそういうケースが多いですよね。
上手く貼れる場所の口内炎には痛みをシャットアウトするのに大変有効に
機能すると思います。
一方で、絆創膏と同じで治りを遅らせてしまうことに繋がるかもしれないので、
痛みを本当にとりたいときに限って使うのが良いと思います。
口内炎 パッチの市販品の商品詳細はこちらから。
コチラの記事もどうぞ
>>> 口内炎パッチ舌の貼り方 大正Aとアフタッチ効果ある? 画像解説
口内炎用のスプレー
代表的なスプレー。
- 龍角散 AZのどスプレー(龍角散)
- メディケアシリーズ クールスロート(口内炎) スプレータイプ(森下仁丹)
口内炎に対して消炎効果のあるスプレーになります。
口内炎 スプレーの市販品の商品詳細はこちらから。
口内炎全般の商品の一覧に含まれております。
口内炎用のうがい薬
痛みを和らげる目的のうがい薬もあります。
うがい薬にも大きく2種類の効果の違いがあるのご存知でしたか?
—> 口内炎対策のうがい薬おすすめ イソジンとアズノールの違い <—
口内炎用の内服(液体)
飲み薬タイプの内服液。
- トラフル錠 口内炎・のどの痛み(第一三共ヘルスケア トラフル)
- ぺラックT錠(第一三共ヘルスケア ぺラック)
口内炎に対して消炎効果、口の粘膜に対して良い効果が期待できる内服液になります。
口内炎 内服液の市販品の商品詳細はこちらから。
口内炎に効能がある歯磨き
- デントヘルスR(ライオン)
表記に口内炎が対象とありますが、最後に記載されてますし、効果のほどはあまり
期待しない方が良いのでは、と思っております。わたしは使ったことがありません。
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医薬品>口中薬>口内炎>口中薬/口内炎/口内炎の薬
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テラコートリル軟膏とケナログを1:2の割合でまぜると特効薬が出来ます。ケナログ単味より約3分の1~5分の1の早さで治ります。詳しくはファミリー歯科口内炎の治し方ブログをご覧ください。テラコートリル軟膏(医療用)は感染性口内炎の適応がありますが皮膚にも使うため口腔粘膜用基剤を含まず永く口内炎に貼りつきません。ケナログは基剤は含みますが抗生剤は含まず、両者を合わせるとお互いの欠点を補うことができます。