口角炎治療にワセリンを使うという治し方は少しずつ定着しているようです。
ただ、少し勘違いもあるようです。口内炎の薬同様に、薬品とその狙いを正しく理解しないとがっかりしてしまいますからね。
口角炎の基本的な原因や治療法は、下記の記事でしっかり纏めてあります。
—> 口角炎の原因 治療・治し方 薬【画像・写真】 <—
口角炎とワセリンの関係
口角炎治療における勘違いは、
ワセリン = 口角炎の治療薬、つまりワセリン塗っておけば治る、という考えです。
大きな解釈では別に間違っていないのかもしれませんが、正しく理解で来ていないかもしれないですね。
ワセリンの効果、効き目、その狙いは?
■ 口角炎の原因となっているカンジダや細菌の、これ以上の侵入を防ぐこと
■ 上と同じだが、菌を持った唾液が患部に到達するのを防ぐ
■ 患部の乾燥を防ぎ保湿すること
■ 余計な成分が入っていないので誰にでも使いやすい(子供にも、リップクリームが苦手な人にも)
つまり、直接口角炎の原因となっているウィルス・細菌を殺菌消毒するわけではないのですが、一度殺菌した箇所を、また感染しないように蓋をすることで、治療を早めるという狙いになります。
ビタミン不足で口角炎になった場合は、ウィルスは関係ないかもしれませんが、保湿することで切れるような痛みを軽減する効果も期待できます。抗炎症作用はワセリン単体には無いので、ワセリン+抗炎症作用の成分をもった市販薬もあります。ただ、それらの市販薬が合わない場合はワセリンだけでも良いでしょう。
ワセリン含有の市販口角炎の塗り薬
モアリップやユースキン メディリップなどの専門のリップがありますね。
これらはワセリンだけでなくいろいろな 成分が含まれているのがわかると思います。
いろいろ良さそうな成分が入ってるから良い薬とは限りません。
合わない人や寝る前に塗ると逆に荒れてしまうこともあります。
例えばリップスティック型がありますが、固まらせるために本来不必要な成分が含まれており、それが悪影響を与えることもあるからです。
普通のワセリン、プロペト
白色ワセリンと記載があります。
ちなみにワセリンには白色と黄色の2つが大きく分けるとあります。
鉱物油からの精製による純度の違いにより黄色ワセリンと白色ワセリンがあるが、医療用では白色ワセリンを用いることがほとんどである
こんな話もあります。
メンソレータムとメンタームの主原料および効能はほとんど変わらないが、メンソレータム が黄色ワセリンを使っているのに対し、メンタームは白色ワセリンを使っている
白色ワセリンは口角炎だけでなく、普段の唇の荒れを治したり、革の補修に使ったり、喧嘩の後に塗ったりといろんなことに使えますので、一家にひとつ、として所有している方もいます。
わたしの義父が皮膚科なのですが、唇の荒れように処方してくれたのが、普通の白色ワセリンであるプロペトでした。
夜寝る前に塗って寝ると、びっくりするくらいに翌朝、唇がトゥルトゥル(こんな擬態語ありましたでしょうか・・・)になっています。
いくつか種類が出ています。
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ビタミン不足で口角炎にお悩みの方は食事に気をつける必要があります
—> ビタミンB2で口内炎を治す、予防する 野菜よりも意外な食べ物に効果 <—